物理学とは
人間は、あらゆることに「理由」を求めてしまういきものです。 特に学生時代には、「僕はどうしてここにいるのだろう」「人生の意味って何だろう」というような、 答えがあるのかどうかもわからない問いから、身の回りにあるもっと素朴なことに至るまで、 頭の中にいろんな疑問が浮かんでは消え、浮かんでは消えを繰り返してしまう時期もあるのではないでしょうか。 物理学とはそういったいろいろな出来事の中で、 特に自然現象について理解を深めるために生まれた学問です。 現在ではその研究範囲は大きく広がり、 経済活動や人間の意識のような問題にも物理的手法が用いられるようになってきています。 そのため、一口に物理といっても様々な研究分野があるのですが、 その意図するところは共通で、「物事の本質」を見出そうとしている学問だといえます。 多種多様な系に共通する普遍的なものを抽出しようとしている学問だといってもよいでしょう。