化学

化学科の紹介

  化学は物質の科学です。 我々が日頃飲む水も、我々が吸っている空気も、食べ物も、我々自身も物質そのものです。 天然に存在するものも人間が人工的につくりだしたものも物質です。 これら様々な物質の性質や変化について学ぶのが化学です。 多くの工学分野では直接、または間接的に物質を扱いますから、化学の知識が必要となります。 また現実の生活や工場などでの作業現場でも化学的に知識は不可欠です。 群馬高専には、化学を中心とした専門学科の物質工学科がありますが、 共通科目や学科横断的な選択科目として、 化学の基本的な知識を身につける授業が用意されています。

  1年生では高校の化学の内容から中心的な部分を履修します。 この授業では実験も行い、化学物質の多様な性質や反応性に触れる機会としています。 4年生では、それまで学んだ物理の知識を使って化学の基本を改めて理解する授業を行っています。 これらの授業を通して、化学物質に対する科学的な視点を身につけられれば、と考えています。

  わずか百種類程度の元素の組み合わせから、数千万種類にも上る多種多様な化学物質が生まれます。 不思議なことだと思いませんか。