化学

教育方針

  化学は1年生の時に、週2回ずつ授業があります。 内容は、高校の化学の中から特に化学の基本となるべき事柄を選択しています。 化学の授業では、化学物質に共通の性質や分類法、 化学反応に対する概念や理屈を中心に扱います。 原子の成り立ち、周期表、モルという物質のはかり方、 代表的な化学反応である酸塩基反応や酸化還元反応、 溶液や気体の性質、そして化学平衡という概念について授業では扱い、 個々の無機物質や有機物質の性質については、かなり限定的に扱います。 化学の授業では、年間を通して4回前後の実験を行います。 実験では、化学反応の反応前後の量がどうなっているか調べたり、 酢酸の濃度を中和反応の実験から決めたり、酢酸エチルを合成したり、 分子量を実験から決めたりしています。これらの実験を通して、 化学物質の多様な性質や危険性に触れ、様々な現象を観察し、 今まで得た知識から実験結果に対して論理的に考察する訓練になるようにしています。 化学実験を年間通して4〜5回行い、化学物質の多様な性質や反応性に触れると同時に、 安全な化学物質の取り扱い方法について学び、 なにより科学的な知識を元に論理的に考える訓練となるようにしています。