群馬高専の歴史

文部省のカリキュラム案

昭和38年3月、文部省大学学術局技術教育課により、 高等専門学校課程の標準(試案)が作られました。 これによると、 高等専門学校は5ヵ年の一貫した教育により「深く専門の学芸を教授し、 職業に必要な能力を育成する」ことを目的とし、 豊かな教養と専門的な技術を身につけた、 工業に関する有為な中堅技術者を養成することを使命としています。

この目的・使命に基づき、高等専門学校の教育目標として、 次の5項目が挙げられています。 (1)有為な社会人、職業人として必要な一般教養を得させ、豊かな人間性を養う。 (2)設計・製作および管理、ならびに試験・研究および調査の計画立案に関する基礎的技術を身につけさせ、 将来専門の技術分野において創造性を発揮できる資格を養う。 (3)技術に関する総合判断力、創造力および指導力を啓発する。 (4)公民意識を高め、協同の精神を養い、責任感を育成する。 (5)外国語を通して外国の文化・技術・ものの見方などについて理解を深め、 国際社会に対する関心を高める。