群馬高専の歴史

学生募集開始

群馬大学は、群馬高専開校までの設置準備幹事大学となるように、 文部省から委託され、 昭和37年2月1日から募集要項・入学案内を作成、配布しました。 2月7日より受付が始まり、 提出期限の2月17日までには定員120名に対し、 2126名の応募者がありました。 2月24・25日の両日、全国一斉に入試が行われました。

2月25日付の朝日新聞群馬版は、 入試第一日の様子をこう伝えています。 「4月から開校する5年制の国立群馬工業高等専門学校の入学試験が、 きのう24日昼1時から前橋市の群大学芸学部・同付属中・前橋市立四中の3会場で始まった。 3月に行われる高校入試の腕だめし組や栃木・埼玉・長野などの近県からの受験生が殺到、 遠くは宮崎県・秋田県からの生徒も交えて定員120人に対し2126人、 競争率17.7倍という厳しさ。 (…中略…) 受験生の殺到であわてたのは群大側。 試験用紙を広島市から運ぶのに自動車で1週間がかりという大騒ぎもして、 当日は3会場に群大職員など220人を配置したが、15分の休み時間には、 試験問題の回収と配布で汗だくの騒ぎだった。」 こうして入試は無事終了し、3月7日には入学候補者135名を発表しました。