研究集会「Hurwitz action～HINERU～」

Hurwitz actionとは，群やカンドルの直積へのブレイド群の自然な作用であり，レフシェッツ束や２次元ブレイドなどのモノドロミーを用いた分野への応用が知られています。ところがHurwitz actionの計算は複雑で，軌道を求めるなどのアルゴリズムは知られていません。 この研究集会では，Hurwitz actionを群やカンドルの計算として扱うだけではなく，曲面の写像類群の性質やチャート表示を用いるなどして幅広く自由に研究し，より豊かなものに育むことを目的とします。

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支援：
2014年度科学研究費補助金(基盤研究(B))「グラフィクスとカンドル理論の観点からの４次元トポロジーの研究」研究代表者：鎌田聖一（大阪市立大学）研究課題番号: 26287013,
2014年度科学研究費補助金(基盤研究(C))「曲面結び目と3次元ハンドル体の写像類群の研究」研究代表者：廣瀬進（東京理科大学）研究課題番号:24540096,
2014年度科学研究費補助金(若手研究(B))「写像類群を用いた4次元多様体の構成とその応用」研究代表者：門田直之（大阪電気通信大学）研究課題番号:25800043.

日時: 2015年1月10日(土)10時～11日(日)16時
会場: 大阪電気通信大学 駅前キャンパス 601号室
　 　　　　京阪本線「寝屋川市駅」から徒歩３分
　 　　　　☆準急, 急行, 快速急行に乗るのが便利です。

プログラム　[ PDF版]　[ アブストラクト]　

1月10日(土)

　10:00--11:00 門田直之（大阪電気通信大学）　
　　　　　　Introduction to Hurwitz action and positive factorizations of mapping classes 　

　11:30--12:30 金英子（大阪大学）　
　　　　　　The asymptotic behavior of minimal dilatations in the spherical wicket braid group

　14:00--15:00 浮田卓也（東京工業大学）　
　　　　　　Akbulut corkの種数0のPALF構造について

　15:30--16:30 石田智彦（京都大学）　
　　　　　　A twisted first homology of the handlebody mapping class group

　18:00--20:00 懇親会

1月11日(日)

　10:00--11:00 矢口義朗（群馬工業高等専門学校）　
　　　　　　Hurwitz action on tuples of permutations

　11:30--12:30 大場貴裕（東京工業大学）　
　　　　　　Stein fillings of homology 3-spheres and mapping class groups

　13:30--14:30 辻俊輔（東京大学）　
　　　　　　向き付けられた曲面におけるスケイン代数と写像類群

　15:00--16:00 山本亮介（群馬大学）　
　　　　　　曲面上の閉曲線の幾何的交差数と自由群のMagnus展開