群馬工業高等専門学校第1・2回科学教室報告

平成15年11月

一般教科(自然科学)

群馬工業高等専門学校科学教室報告

 

 

このたび、本校物理実験室を会場として群馬工業高等専門学校科学教室を開催いたしました。これまでの本校の公開講座は、高校への進学を控えた中学3年生を対象とし進路選択の一助とする目的で夏休みに行われてきましたが、新たな試みとして、小中学生の幅広い年代層を対象とすることにしました。これは、週休2日制に伴う地域教育活動の受け皿としての役割を果たすと同時に、理科離れが叫ばれる中、理科好きの小中学生を育てることを目的としており、高専の社会貢献活動の一環として位置付けることができます。

教室は対象年代別に2回に分けて行われました。まず、38名の保護者同伴の小学校中・高学年を対象として、第1回科学教室「光と磁場の不思議〜手づくり電池で光らそう」が1018日(土)に行われました。これは乾電池を自分の手で作り実際に電気が起こし、さらに、電子回路をハンダ付けしてLEDを点滅させる回路も手作りし、電気ではたらく仕組みを体感してもらおうという講座でした。実際の製作場面では、乾電池の内部電極である炭素棒が欠けてしまったり、電子回路の余分な部分までハンダがついてしまったりといった、いろいろなトラブルに見舞われましたが、親子ともども初めての経験の人がほとんどであり、珍しい体験ができたと喜んでもらえました。

次に中学校全学年を対象にして、「光と磁場の不思議〜いろいろな現象のつながり」と題して、第2回科学教室が1028日(火)の群馬県民の日に行われました。小学生を含めて28名参加しました。こちらの方は演示実験を交えた講義が中心となったものであり、身の回りで良く見かけるいろいろな科学現象相互の原理的なつながりを知ってもらおうという企画でした。薬品を混ぜてホタルと同じ原理で光が発生したり、液体窒素で冷却した超伝導体が磁石の上で浮いたりする様子に参加した中学生は身を乗り出して見入っていました。ただ、参加者に書いてもらったアンケートによれば、自分で実験をしたかったという人が多いようでしたので、今後はそういった形を取り入れていければと思います。

今回講座を開催してみて、参加者が非常に熱心であり、熱い手ごたえを感じました。また、埼玉、沼田等の遠方を含めて多くの方に参加していただき、また次回も参加したいという声を多数聞きました。低学年の人や女子が多かったのも特徴でした。この人たちの熱意が冷めることのないよう、今後とも月1回度程度は開催し、寺子屋的なものにしていく必要性を感じました。そのためには本校の多くの方のご協力が必要であると切に感じております。

最後に、本科学教室は、文部科学省補助事業である「大学等地域開放事業――Jrサイエンス&ものづくり――」の資金援助を受けて開催されたものであることを申し添えます。


小学生向けのアンケート結果(概略)

 

1.【質問事項】全体の感想は?

【楽しかった】(22)

【難しかった】(4)

【親子一緒が良かった】(3)

【その他】(1)

 

2.【質問事項】おもしろかったことは何ですか?

【電池の手作り】(14)

【はんだづけ】(12)

LEDフラッシュキット】(3)

 

3.【質問事項】次回参加意思はありますか?

【参加したい】(28)

・同じ内容でもよい(7)

・他の内容ならなお良い(21)

【希望講座内容】

     <動くもの>(8)

     <ソーラー電池>(2)

     <科学教室的なもの>(6)

     <その他>(3)

 

小学生講座の様子

 

乾電池づくり      



群馬工業高等専門学校第1回科学教室(2003.10.18

 

 


群馬工業高等専門学校第2回科学教室(2003.10.28